産後の望ましい食事についてのご質問
Q: 産後の望ましい食事について教えて下さい。
A:

当院の食事メニューは、産後の回復と母乳の分泌を促し、貧血や便秘を予防できる内容を考えています。また、赤ちゃんが健康に育ち、お母様方が産後、美しく、はつらつとした生活を送られるような産後料理のレシピの参考になりますよう、次のような工夫がされています。
1)1日30品目以上の食材を豊富に取り入れています。
2) 旬のものをできるだけ取り入れて、季節感を大切にしています。
3) 味付けは薄味にして、素材の味を生かす調理の工夫をしています。
4) 一品づつ丁寧に手作りしています。
5) 食べる楽しみがもてるメニューです。

Q:

母乳の分泌を促すには、どの様な食事が良いでしょう

A:

1) 主食・主菜・副食の取り合わせを考えて、いろいろな食物をバランスよく取りましょう。
2) 朝・昼・夕 3食ともしっかり食べましょう。
3) 魚介類・豆類・野菜類・海藻類を多く肉類は少なめにします。
(肉類を食べるときは脂肪の少ないひれ肉やむね肉の部分が望ましい)
4) 油・砂糖・食塩は控えめにします。
5) 加工食品(インスタント・レトルト)は避けましょう。

Q:

便秘を予防するにはどのようにしたらよいでしょう

A:

便は淡い黄色で、バナナ大の太さで、さらっと排泄されるとよいですね。
1)朝食前にコップ一杯の冷水を飲むのは、腸のぜん動を促すのに効果的で、便秘予防に効果的です。
2)豆類、根菜類、海藻類、きのこ類などの食物繊維の多い食品を積極的に摂りましょう。

Q: 貧血の回復、または予防のためにどのような食事がよいでしょうか
A: 1)ほうれん草、ひじき、レバーやいわし等の鉄分を多く含む食品を多く摂りましょう。
2)葉酸を十分に摂りましょう。
葉酸は妊娠初期に十分摂取することで、新生児の神経管閉鎖障害の発症リスクを低減させるとともに、授乳期には貧血の予防になります。
・ほうれんそう・アスパラ・春菊・ブロッコリーなどの緑黄色野菜、板のり・焼きのりなどの海藻類、納豆・豆腐などの大豆製品に多く含まれます。
・体内で合成できない栄養素なので、意識しないでいると不足します。
・葉酸は、ビタミンB12、B6、Cがなくては働かないので一緒に摂りましょう。
・葉酸不足が産後うつ病も誘発されるといわれています。予防のためにも意識して摂りましょう。
3)鉄分・葉酸のほかに造血作用のある栄養素と多く含む食品を意識して摂りましょう。
ビタミンB12(牛乳・卵・納豆・海藻など)
ビタミンB6(魚・肉・豆・穀類)
銅(いか・たこ・貝類・ごまなど)
4)緑茶やコーヒーに含まれるタンニンが鉄の吸収を阻害するので、水分補給には、水や麦茶が望ましいです。

Q: 妊娠前の体型を維持するにはどうしたらよいでしょうか
A: 1)授乳期に必要なエネルギー量は、非妊娠期の2000kcalに対し、500 kcalプラスで2500 kcalになります。
2)母乳を与え、バランスの良い食事をしていれば体重増加は起こりません。
3)食事をとらないなど、無理な減量はお母さんの体力を低下させ、健康状態の悪化につながります。
4)妊娠中の体重増加は、6か月くらいかけて徐々に元に戻すようにしましょう。
5)産後のヨーガは、出産でゆるんだ骨盤底の筋肉を引き締め、妊娠前の体に戻すのに効果的です。当院で行っている「産後のヨーガ教室」へ参加するといいですね。